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自らを焼いて見せた石 〜 タンザナイト 2015-11-07

 
 こんにちは、開運なびの長樹(ながき)です。


「あの時、別の選択をしていたら、今頃どうなっていただろう」

 そんな考えが、ふとよぎることはありませんか?


 誰しも人生の節目にさしかかると、大きな決断に迫られます。
 とくに進学や就職、恋人との出会いや別れ、結婚や離別といった、
大きな転機において、どうすれば良いのかと思い悩んだという方は多
いはず。

 あの時、別の結論を出していたら・・・。

 そう思ってみても、では別の選択肢を選べたかと言えば、そうもで
きなかっのでは?

 なぜなら、重大な転機にさしかかると、私たちは冷静で論理的な判
断ができづらくなるからです。
 不安や怖れ、悲しさ辛さといったネガティブな感情に支配されてし
まい、その場の状況と未来のつながりを十分に検討することなどでき
なくなります。

 多くの場合、「○○だから仕方ないんだ」という、金銭面や人間関
係にひもづけした理由をもとに、本意ではない結論を下してしまいま
す。
 だからこそ、後々になって「もしもあのとき・・・」という想いが
よぎってしまうのでしょう。


 もちろん私にも経験があります。
 さすがに年齢を重ねると割り切って考えることはできますが、若い
頃には、「もしも別の道を選んでいたら」と、何度も思い悩みました。
 若い頃の選択ほど、その後の方向性を大きく変えますからね。

 今では昔のことは気になりませんが、最近ちょっとしたきっかけで、
「これを持っていたらどうだったのだろう」と手を伸ばした石があり
ます。

 それはタンザナイトです。


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 タンザナイトは、パープリッシュ・ブルーと表現されるように、青
色に紫色が混じったような微妙で深い色合いの宝石です。
 12月の誕生石として認知されている方も多いでしょう。
 下記のページをご覧ください。
   ↓
タンザナイト ブレスレット 各種
タンザナイト ブレスレット



 パワーストーンとして観た場合のタンザナイトの意味は、

「転機を助ける選択の要石」

 と表現できます。


 その時の状況や人間に対して「正しい判断」を下し、数ある選択肢
の中から「ベストなものを選ばせる」、そうしたサポートを期待でき
ます。
 困難な状況に陥ったときはもちろん、出会いや結婚、出産、引っ越
し、進学、就職、転職といった、人生の節目において、大いに役立ち
ます。

 なぜなら、タンザナイトは、ショックを和らげ、感情に振り回され
るのを防いでくれるからです。

 さらに、タンザナイトと瞑想することにより、選ぶことの出来る選
択肢とその未来の状況を、一覧画像のように提示してみせてくれる能
力もあるといわれます。

 もしも様々な自分の未来の姿を垣間見ることができたなら、たとえ
それが大きく変わり映えしない未来の数々だったとしても、自分なり
に納得した道を選ぶことができるし、あとになって思い悩むことは少
なくなるはずです。


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 タンザナイトを見ていると、石と人との関わり合いを改めて考えさ
せられてしまいます。

 なぜかと言えば、タンザナイトは、実は地中から採掘された時点で
は、タンザナイトではないからです。

 原石はあの独特の青紫色をしているわけではなく、茶褐色のむしろ
地味な石です。
 名前も、鉱物的にはゾイサイト(ゆうれん石)です。
 タンザナイトという名称は、ティファニー社によって付けられた言
わば商品名です。


 では、茶褐色のゾイサイトは、いかにして青紫色のタンザナイトに
なるのか?

 400〜500度程度の加熱処理をすることで、含有しているバナジウム
が変化してあの独特の色調を発色します。
 現在市場に流通しているほとんどのタンザナイトは加熱処理された
もので、非加熱であの独特の色をしたタンザナイトは極めて希です。

「売っているのはニセモノなのか?」と短絡的に考える人もいるかも
しれません。
 もちろん偽物ではありません。
 タンザナイトとは基本、加熱処理を前提とした石なのです。

 鉱物マニアの方なら、ゾイサイトを加熱して商売上の勝手な名前を
付けるなどけしからん!と、原理主義者のように怒ってしまうかもし
れません。
 その気持ちも分からなくはありません。

 近年、パワーストーンの世界でも、加熱その他の処理を施した石に
特別な名前を冠して売り出されるケースが相次いでいます。
 その石の特性を生かすような形であるなら良いのですが、なかには
「うーん、これってどうなの?」と思わされるようなものもあります。


 一般的には、処理された石は原石そのままで美しい石よりは価値が
劣るとされますし、メタフィジカルな意味合いも変わってしまうと考
えられています。
 しかし果たしてそうなのだろうか。
 タンザナイトをみていると再考させられます。


 もしも石を加熱することがいけないのであれば、私たちはあの魅力
的な青紫色の石を楽しむことはできません。
 また、もし青いゾイサイトという名で売られていたら、石の魅力は
半減してしまうでしょう。
 タンザナイトは、人が関わる事によってその石の魅力が大いに引き
出されています。

 そもそも、タンザナイトが発見された経緯を知ると、あたかも大自
然が「この石はこのように使え」と示しているようにさえ思えるので
す。


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 タンザナイトが発見されたのは1960年代、タンザニアのキリマンジ
ャロの麓にあるメレラニ丘陵においてです。

 発見にいたるストーリーは複数あるのですが、もっとも信憑性が高
いとされるのは、地元マサイ族の牧夫アリ・ジュヤワツ(Ali Juuyawatu)
が、透明な青い石の欠片を見つけたというもの。
 それはちょうど落雷による野火で牧草が焼けた後のことだったそう
です。

 アリは、地元でルビーを探していた探鉱者のマヌエル・ド・スーザ
(Manuel D'Souza)に拾った石を見せたところ、彼は最初サファイア
だと思ったそうです。
 しかし鑑別した結果、サファイアよりも複雑な組成をした別種の石
であることが判明。鉱物的にはゾイサイトの一種でしたが、それまで
青い色をしたゾイサイトは知られていませんでした。

 ここで重要なポイントは、発見されたゾイサイトは、野火によって
焼かれたために青く変化していたのではないかと考えられる点です。
 茶褐色の原石のままなら、普通の石ころとしてなんら注意を払われ
なかったでしょう。
 しかし大自然の力で焼いて見せられたからこそ、「発見」されたの
です。


 青いゾイサイトは詳しく調べるためにアメリカに持ち込まれ、その
とき、ティファニー社のヘンリー・B・プラットの目にとまります。
 彼はこの美しい石に魅了され、売り出すことを考えました。
 しかし名前が気になります。
「ブルー・ゾイサイト」と呼んでしまっては、「ブルー・スーサイド
(青い自殺)」というネガティブな響きに似てしまうためです。
 そこで彼は、産出国であるタンザニアにちなみ、タンザナイトとい
うコマーシャルネームを発案します。
 その名は言い得て妙。
 タンザナイトの色合いは、高峰キリマンジャロを抱き、宵闇迫るタ
ンザニアの空の色に通じるため、まさにぴったりのネーミングでした。

 このエキゾチックな名前を得て、タンザナイトはティファニー社に
より「20世紀の宝石」と謳われ大々的に売り出されます。
 すると熱狂をもって迎えられ、たちまちジュエリー界を席巻。
 その人気は留まるところを知らず、正式に12月の誕生石リストに加
えられるまでになりました。


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 発見からわずかな期間でこれほど人々に受け入れられたのには、そ
れなりの理由があるはずです。
 もちろん石自体の美しさ、命名したティファニー社のマーケティン
グ力は偉大です。
 しかしそれだけではなく、やはり石の持つ力が時代にマッチしてい
た、つまり人々がそのパワーを必要としていたと考えるのが自然でし
ょう。

 タンザナイトは、転機における選択を助けます。

 私たちの生活は、昔の牧歌的で変化のゆるやかな世界とはまったく
異なります。
 自己責任のもとに何かを選択しなければいけない機会が増加し、生
活スピードはどんどん増していっています。
 そんな現代人の助けになるべくタンザナイトが現れた、と考えられ
なくはないでしょうか。


 つまり、タンザニアのゾイサイトは自ら野火に焼かれることで、自
身の美しさと有用性を示し、人間に発見させた。
 ティファニー社は、たとえ商売上の動機ではあったとしても、その
石の魅力と特性をひと言で伝えるネーミングを発案し、人々に広める
役割を担った。


 人間の個々の活動とは、自己利益ために行っているようでいて、も
しかしたら、もっと大きな力によって動かされているのではないか。
 石についても、あまり原理主義的にならず、もっと柔らかな発想で
関わることで、さらなる理解や効果が得られるのではないか。

 タンザナイトを見ていると、そんなことまで考えさせられました。


 さらに詳しい石の情報は、下記をクリックしてご覧ください。
   ↓
タンザナイトの意味



 それではまた次回
 祈開運!



【今週の開運金言】

「好奇心はいつだって新しい道を教えてくれる」
(『ウォルト・ディズニー 夢を叶える100の言葉』)


※この記事は、開運なびのメルマガ『長樹ラパンのパワーストーン星占い』からコラム部分のみ抜粋したものです。
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