SSブログ

結果にコミットしない生き方 〜ストロベリークォーツ、モルガナイト 2016-05-21

 
【1】結果にコミットしない生き方 〜ストロベリークォーツ、モルガナイト


 こんにちは、開運なびの長樹(ながき)です。

「結果にコミットする」

 と言えば、某ダイエットジムのキャッチコピー。
 ぼってりお腹の男女が、ぐるぐる回って見違えるような肉体になるCM
は面白いですね。

 コミットとは、「委ねる」「関わる」「約束する」といった意味の言葉。

 ダイエットを標榜するジムはそこら中にあるけれど、本当に痩せられる
人はわずかという現実なわけですから、そこを逆手に取り、「ウチは徹底
的にあなたの肉体改造に関わって、結果を出させますよ」ということなの
でしょう。

 ダイエットはともかく、「コミットする」という表現がちょっと新鮮で
すね。
 他の所はコミットしないのでしょうか?

 それはともかく、今回ある石をきっかけに、「結果にコミットしない生
き方」について思うところがあったので、ここでご紹介したいと思います。


----------------


 前向きに生きる人は、目標やゴールを定め、そこに向かって努力を重ね
ます。
 苦しくったて、悲しくったて、平気なの。
 思い込んだら試練の道を、途中で諦めず、投げ出さず、涙が出ちゃうけ
ど、初志貫徹!
 というのが、まあ、ベーシックな美徳ではあります。
 それはまっとうであり、正しく、基本的にそうするべきです。もちろん
です。

 ただ、目標とは、何がなんでも達成しないといけないのでしょうか?
 途中で止めたら、敗者になるのでしょうか?
 人生何が起こるか分かりません。
 もっと重大なことが起きたり、家族や自分の状況が変わったり、成長す
れば価値観も変わったりします。
 事情があって一度は中断しても、時をあけてまた再び同じ目標に向かっ
てチャレンジする。これも素晴らしいことです。
 ただ、執拗に同じ目標だけを目指すことは、自分に制約を設け、柔軟性
に欠け、他の可能性の扉を閉じてしまうことにもなりかねません。

 結果を求めることは、将来に対する不安や怖れの現れでもあります。未
来の可能性を自分で規定し、コントロールしようという束縛欲求の現れで
す。
 本当に自分の思い描いたとおりの結果を出せる人は多くないでしょうか
ら、違ったふうになったり、八割方の結果が出たとしても、残念な気持ち
が残ってしまうでしょう。

 幼い子供は明日を心配しないからこそ、今の遊びに熱中するだけで、未
来の可能性をオープンにしています。
 ところが、成長する過程で教育を施され、明日と将来への準備を不安な
心と引き換えにしてしまい、今を台無しにしていくことを覚えます。

 簡単に言えば、目標やゴールとは「不安」や「欲望」によって設定され、
「執着」にすり替わりやすいということです。


----------------


 たとえば、開運なびのサイトではよく、願望を実現するためにはイメー
ジングが大切ですよ、と書いています。
 なりたい自分の姿を思い描き、そうなったことに対して感謝するという
方法です。
 実はここにも落とし穴はあります。

 こうなりたいと思う自分の姿を、今とは違う「未来の自分の姿」として
イメージングしてしまうと、それはなかなか実現しづらくなります。
 なぜなら、「今」はその理想の自分ではないという、確認作業になって
しまうからです。

 未来の現実は、あなたの「今の考え方や心に浮かぶこと」を種として、
再生産されていきます。今が理想の自分ではないと定義したら、その姿が
再生産されていってしまいます。
 神様に、「こうしてください」「こうなりますように」とお願いしてし
まっては、そうなっていない状態をコピーしていくことにつながります。

 それを防ぐために、「今この時」に理想の状態にすでになっている自分
をイメージし、喜びを体感し、ありがとうございますと感謝することがコ
ツになってくるわけですが、多くの人は、「理想を思い描く」ことに一生
懸命になりすぎて、「今の感謝を体感する」ことはおざなりになってしま
いがちなのです。


----------------


 さらに言えば、目標を立てゴールに近づくために努力したり、イメージ
ングを行うこと自体、実は最上の生き方とは言えない側面もあります。

 前述のとおり、目標やゴールとは、簡単に執着にすりかわってしまい、
他の可能性を閉じてしまいます。なにより、未来に向かって生きる意識に
なるので、今を大切に生きる感覚が希薄になります。

 だからといって、しょせん私たちは現世に生きる凡人です。
 モノや人に対して執着心を抱かないなんて、どだいムリな話。目標やゴ
ールに向かって努力しても、望む結果が得られず、悲しくなったり、後悔
したりすること自体、ごく自然です。
 自然なことなのに、なぜネガティブな感情を抱くかと言えば、「結果に
コミットしすぎている」からです。


 私たちは物理的な世界に住み、過去・現在・未来という時間軸のなかで
生きています。
 しかしスピリチュアル的にはそれは錯覚であり、実際には永遠に続く
「今」しかないといわれます。
 ですから、未来のために今何をするかではなく、今できること、やるべ
きことを一生懸命やることの方が大切、という考え方もあります。
 今を充実させていけば、次の今も充実し、次もまた・・・といった具合
に、生きていく過程全般が実り多きものになっていきます。

 この場合の「実り」とは、現世的な欲望が満たされるという意味ではあ
りません。

 私たちはそれぞれ、個人的にさまざまな課題をもって生まれてきます。
 生きていく過程で、その課題がいろいろな状態で現れます。
 あるときは人間関係として、あるときは病として、あるときは経済的な
問題として。
 その課題は困難として現れる場合もあれば、喜びや幸せをしっかり味わ
うというテーマでも現れます。
 困難には真摯に取り組み、楽しみはたっぷり楽しむ。
 現世的には、良いこともあれば、そうでないこともあれど、その時々に
やってくる課題を、その場で一生懸命こなしていくだけで、個々の結果に
はこだわらない。
 そうしていると、大きな力が次のシーンにきちんと導いてくれる。だか
らプログラムはどんどん進行する。
 本来予定されていた人生の流れに乗り、やり残しをすることなく終了す
ることができる。

 ところが、人はどうしても未来を不安に思い、今を未来のために費やし、
思いがけない困難に慌てふためき、なんとかしようとアタフタとかけずり
回り、大きな流れに逆らい、いらぬ寄り道を作ることになってしまいがち
です。


----------------


 少し自分の過去を思い出してみてください。
「あのときは本当に大変だった」と思う時代があったかもしれません。
 しかしあなたはまだ生きていますし、結局はどうにかなっています。
 もちろん、果たせなかった夢や残念で仕方ないこともあるでしょう。し
かしそれは体験すべきではない夢であったのかもしれませんし、なるべき
ことが起こっただけと言えるかも知れません。

 人は本来、今を一生懸命生きていけば、大きな力に守られ、導かれて生
きていけるという考え方があります。これは「他力」に通じます。

 しかしそんな風に生きていける人は少ないでしょう。
 私も含め、多くの人は将来への不安や心配事に苛まれ、こうしたい、あ
あなりたい、という欲求に突き動かされてしまいます。

 幸い、本メルマガの読者の方は、石のサポートに気づいているはず。
 石にはこうした人間を導いてくれる暗示を持つものがあります。

 今回この話を書こうと思ったきっかけは、ストロベリークォーツを手に
していて、この石は「結果にコミットしない」という表現がぴったりだな
と思ったためです。
 他に、モルガナイトも、今を生きる大切さを教える石ですので、この二
つをご紹介させて頂き、終わりとさせて頂きます。
 長くなってゴメンナサイ。


ストロベリークォーツ
 〜「制約を外す」「素直に愛を受け取る」「結果を求めず、今このときを楽しむ」
ストロベリークォーツペンダントの画像


モルガナイト
 〜「愛のエネルギーに気づく」「今を生きる大切さを教える」
モルガナイト原石の画像



 ではまた次回。
 祈開運!




【今週の開運金言】

「人生において重要なのは生きることであって、生きた結果ではない」
(ゲーテ)


※この記事は、開運なびのメルマガ『長樹ラパンのパワーストーン星占い』からコラム部分のみ抜粋したものです。
メルマガのご登録は下記へどうぞ。
http://www.kaiun-navi.jp/navi/uranai/index.html#Anchor359791
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。